The yogis magazine Vol.7
【大特集】
ヨガは人類の健康学問
文部科学省のホームページには次のように載っています。「学問の意義は、人類の知的認識領域の拡大である。それは、個人の知的好奇心を満たすということを超えて、人類共有の知的財産の拡大を意味している」。
ヨガは経験哲学と言われますが、多くの人が体験してきたことをベースに伝え続けられてきた、まさに人類の財産であり、知的財産です。人の心、体、精神の健康においてヨガがもたらす力はとても大きいもの。自然療法やさまざまな医療のベースでもある考え方がヨガの基本にはあり、これらを学ぶことで、自分自身も、そして他者にも健康の基本を与えることができます。
今号は、ヨガの視点からの「健康」を大きく三章に分け、さまざまな角度から紹介しています。
第一章はヨガがなぜ健康にとっていいのかを、ヨガの哲学、思想などを踏まえた見えない世界からの証明。思考や認知の間違いが体や心にどれだけ影響をしているかを、丁寧に説明していきます。
第二章は現代医学を受けながら、ヨガを補完として利用し改善に役立てていった人達のストーリー。具体的にどのような症状に活用されたのか、どんな風に改善されているのかを紹介します。また、現代医学的な視点から、ヨガがなぜ症状改善に力を発揮するのかも解説しています。
第三章はヨガが医療現場にどのように使われているのか、その最前線の報告です。意外なほどに、ヨガはちまたのあちこちで活躍しています。一般的な病院で、子どものために、シニアのために、思春期の子ども達のために、がんの患者のために。ヨガは相手を選ばず、さまざまな形で生きているのです。
現在ヨガを学んでいる人も、ヨガのインストラクターも、ヨガを健康に生かせる実際的なアイデアやエビデンスを、今回の企画から得ることができ、今後のライフスタイルに生かしていくことができるでしょう。
また連載陣も読み応えたっぷり。
人気の生物学者・福岡伸一先生の「健康とは」の他、政治学者・中島岳志先生に聞く「利他とは」、また、婦人科医の高尾美穂先生による「学ぶとは」など、ヨガとは視点の異なる場所からヨガにも通じるトピックについて語ってもらっています。
さらにマハトマ・ガンディーについてや、ヨガ視点で切るアイテム紹介なども、新鮮な読み応えです。
ヨガと関わる人達の考え方に共感できるライフスタイルや、ファッションページなど、ヨガのある世界を深く楽しく、心地よく読み、感じる一冊です。
未来の世界をイメージして
今、わたしたちにできることを
yinyangはアパレルメーカーとして
持続可能な未来に向けての取り組みを宣言します